その2:アメリカ4大トップ ビジネススクール リスト

前回からの続きです。今回はいよいよ実際のリスト登場します。

Table of Contents

トップ4年大 ビジネススクール の必須特性

自分に最適な ビジネススクール を見つけようとしても、実際どのプログラムが合っているのか的確に判断するのは安易ではありません。トップ ビジネススクール は『ビジネスの原則』に沿って運営されています。要は、結果を明確に示しています。結果とはすなわち、高い卒業率、高い雇用率、および高い平均初任給率です。目に見える数値で測れる特性ですから、大学を選択するに際は大いにこのデータ活用してください。

  • 優良なビジネススクールは学生に体験型の学びを提供します。教職員との密なコミュニケーションやメンターシップを積極的に推奨しており学生が成長する機会を設けています。例として、ウォートン・スクール・オブ・ビジネス(ペン大学)は、学生を上級生、卒業生、およびMBAの学生メンターとつなげる3つの公式メンターシッププログラムを提供しています。
  • 良い ビジネススクール は1年生から4年生までを通しインターンシップ、ネットワーキング、および就活準備に重点を置いています。例えば、Dyson School(コーネル大学)では、学生に履歴書を作成させフレッシュマン(1年生)から個人ブランドを構築し始めるよう勧めています。他、Marshall School(USC)では卒業生主導のインターンシッププログラムで、学生にインドネシアとタイでの貴重な職務経験、異文化交流の機会を提供しています。

卒業後はどうでしょう。

  • トップビジネススクールは、スタート時から最良なポジションに進めるよう強靭な卒業生ネットワークを持っています。現役で成功しているビジネスパーソンは、母校の卒業生を何かと気にかけてくれます。1つのポジションに何百もの応募者が殺到する企業では、CEOが卒業生ネットワークにいることで優位になります。エリートの卒業生ネットワークは、世界規模のトップ企業への道を開いてくれます。
  • ビジネススクール は著名な卒業生を送り出しています。ビジネス界の著名人によるゲスト講義、インターンシップ、や大学主催のネットワーキングイベントに出席できる機会が手に入りますが、こういった機会そのものが将来ビジネスにおける大きな利点です。

ただし!強力なコネクションを得ることだけが選択ポイントではありません。前回もお話ししたよう、トップと称される以外にも優秀なビジネススクールは多数存在します。覚えておくべきは、進学する目標はあくまでも教育です。どんな教授が在籍しているのか、そして彼らがどんな経歴を歩んできたのかも考慮してください。出版物(書籍や学術論文)を読むことも教授をリサーチするにあたり良いスタートです。

トップ ビジネススクール リスト
(2022年版)

それではリストの発表です。U.S. News & World Reportの2022年ランキングから選出されたトップビジネススクールをリストアップしています。それぞれのプログラムの特性も記載しています。

同点数獲得の大学は同位が与えられています。

1位:ペンシルベニア大学ウォートン・スクール・オブ・ビジネス
  • ペンシルベニア州フィラデルフィア
  • 私立
  • 受け入れ率: 7%(総体);6%(ビジネススクール)
  • 学費: $89,028
  • 学生対教員比: 6:1
  • 就職率: 92.1%
  • 平均初任給: $85,345
  • 学位オプション: 経済学学士号に加え、会計、ビジネスアナリティクス、ヘルスケアマネジメント、不動産、統計などの専攻を選択できます。
  • 著名な卒業生: Rana Yared ‘06 (ゴールドマン・サックスのパートナー)
  • ユニークな特徴: ウォートンスクールは、ペン・ウォートン・アントレプレナーシップ・プログラムを通じて起業家志向の学生を支援し、年間150以上のスタートアップに資金提供(学生には60万ドル以上が授与)とトレーニング(50以上の起業家コースが提供されています)。
2位:マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院
  • マサチューセッツ州ケンブリッジ
  • 受け入れ率: 4.8%(総体)
  • 学費: $82,730
  • 学生対教員比: 3:1
  • 就職率: 83.80%
  • 平均初任給: $89,710
  • 学位オプション: 経営、ビジネスアナリティクス、またはファイナンスの学士号
  • 著名な卒業生: Brian Halligan、’05 ( HubSpotのCEO)
  • ユニークな特徴: iDiplomatsサマーインターンシッププログラムでは、学生が希望する国際地域でイノベーションと起業について学ぶことができます。
2位:カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール
  • カリフォルニア州バークレー
  • 公立
  • 受け入れ率: 16.4%(総体)
  • 学費: $46,168(州内);$80,368(州外)
  • 学生対教員比: 19:1
  • 就職率: 83%
  • 平均初任給: $85,000
  • 学位オプション: グローバルマネジメントを専攻とする経営学士号
    著名な卒業生: Albert Lee, ’04 (MyFitnessPalの共同創設者)
  • ユニークな特徴: 科学に興味を持つ学生向けに、ハース・ビジネススクールではビジネスとエンジニアリングまたは生物学を組み合わせた二重学位プログラムが提供されています。

    *注意: Haasの大部分の学生は、既にバークレーで1年または2年を修了して応募しています。Haasへのバークレー学生の受け入れ率は33%です。
4位:ミシガン大学アナーバー校ロス・ビジネススクール
  • ミシガン州アナーバー
  • 公立
  • 受け入れ率: 19.6%(総体);11.2%(ビジネススクール)
  • 学費: $35,450(州内);$76,294(州外)
  • 学生対教員比: 14:1
  • 就職率: 94%
  • 平均初任給: $85,000
    学位オプション: ビジネス管理学士号で、セールス、公共政策、ファイナンスの専門分野が選択可能
  • 著名な卒業生: Gregg Kaplan ’92 ( Redboxの創設者)
  • ユニークな特徴: REAL Investの機会を通して、社会事業や新興企業に焦点を当てた学生運営の投資ファンドを管理します。
5位:ニューヨーク大学スターン・ビジネススクール
  • ニューヨーク市、NY
  • 私立
  • 受け入れ率: 8%(総体);6.6%(ビジネススクール)
  • 学費: $91,888
  • 学生対教員比: 8:1
  • 就職率: 98.7%
  • 平均初任給: $78,747
  • 学位オプション: ビジネス学士号(13の専攻から選択可能);ビジネスと政治経済の学士号;ビジネス、テクノロジー、起業の学士号;ビジネス/映画およびテレビのBFA;ビジネス/会計の学士/修士号
  • 著名な卒業生: Jeff Teper, ’86 (マイクロソフトオフィスの企業VP)
  • ユニークな特徴: スターン・ビジネススクールのすべての学生は、ヨーロッパ、アジア、または南アメリカへの国際ビジネストリップに参加し、現地の企業エグゼクティブと共にビジネス戦略を立案するなどの機会が与えられます。
5位:テキサス大学オースティン校マコームス・ビジネススクール
  • テキサス州オースティン
  • 公立
  • 受け入れ率: 31%(総体);14%(ビジネススクール)
  • 学費: $34,174(州内);$69,310(州外)
  • 学生対教員比: 18:1
  • 就職率: 86%
  • 平均初任給: $70,840
  • 学位オプション: 会計、ファイナンス、国際ビジネス、経営、経営情報システム(MIS)、マーケティング、サイエンス&テクノロジー管理、またはサプライチェーンマネジメントのBBA
  • 著名な卒業生: Mandy Price, ’03 ( Kanarys, Inc.の共同創設者兼CEO)
  • ユニークな特徴: ソーシャルイノベーションイニシアチブでは、学生に企業の持続可能性、環境投資、社会的な影響の促進を奨励するトレーニングを提供しています。
7位:カーネギーメロン大学テッパー・スクール・オブ・ビジネス
  • ペンシルベニア州ピッツバーグ
  • 私立
  • 受け入れ率: 11%(総体);10.4%(ビジネススクール)
  • 学費: $83,697
  • 学生対教員比: 6:1
  • 就職率: 89%
  • 平均初任給: $80,638
  • 学位オプション: 経営学士号で、ビジネステクノロジー、グローバル経済、オペレーションズマネジメント、リーダーシップ&組織の効果など、11の専攻から選択可能
    著名な卒業生: Cathy Oh, ’04 (サムスンアドのマーケティングおよびアナリティクスのグローバルヘッド)
  • ユニークな特徴: テッパー・スクール・オブ・ビジネスでは、数学と統計に興味を持ち、金融業界で使用する数学モデルを作成したい学生向けに、コンピューテーショナルファイナンスの専攻を提供しています。
8位:コーネル大学ダイソン応用経済学・経営スクール
  • ニューヨーク州イサカ
  • 私立
  • 受け入れ率: 8.7%(総体);5.4%(ビジネススクール)
  • 学費: $66,834(州内);$88,150(州外)
  • 学生対教員比: 9:1
  • 就職率: 93%
  • 平均初任給: $76,966
  • 学位オプション: 応用経済学と経営の学士号で、11の専攻から選択可能。農業ビジネス管理、食品業界管理、ビジネスアナリティクス、戦略、応用経済学&経営などが含まれます。
  • 著名な卒業生: Dwane Morgan, ’02 (アンダーアーマーのグローバルコンシューマーインサイトディレクター)
  • ユニークな特徴: 学生は、CALSオーナーズリサーチプログラムに参加して、教員メンターと共に研究を行い、修士論文スタイルの論文を書くことで、研究分野に特化した学士号を取得できます。
8位:インディアナ大学ブルーミントン校ケリー・スクール・オブ・ビジネス
  • インディアナ州ブルーミントン
  • 公立
  • 受け入れ率: 82%(総体);38%(ビジネススクール)
  • 学費: $28,900(州内);$57,590(州外)
  • 学生対教員比: 16:1
  • 就職率: 94%
  • 平均初任給: $67,000
  • 学位オプション: 経済コンサルティング、情報システム、プロフェッショナルセールス、公共政策分析、サステナビリティビジネス、サプライチェーンマネジメントなどを含む18の学士号があります。
  • 著名な卒業生: Shannon Watkins, ’02 (Aflacのブランドおよびクリエイティブサービスのヘッド)
  • ユニークな特徴: 初年度のビジネス学生は、Jellison Living Learning Centerに住むために申し込むことができ、プロによるメンタリング、企業エグゼクティブとのイベント参加、トップリクルーターとの交流、リーダーシップとグローバルな認識に向けた専門の夜間プログラムが提供されます。
8位:バージニア大学マッキンタイア・スクール・オブ・コマース
  • カリフォルニア州ロサンゼルス
  • 私立
  • 受け入れ率: 10%(総体)
  • 学費: $90,921
  • 学生対教員比: 9:1
  • 就職率: 97.2%
  • 平均初任給: $72,800
  • 学位オプション: ビジネス管理、ビジネス会計、A I分野に特化した情報技術、シネマティックアート、不動産に特化したファイナンス等
  • 著名な卒業生: Andrew Wilson (Electronic Arts avapavのCEO)
  • ユニークな特徴: 経営管理学の生徒には専門分野用意されています。ビジネス分析、コミュニケーション、起業、イノベーション、国際経済、リーダーシップ、マーケティング、不動産ファイナンス、リスクマネージメント等

以下、その他ランクに分類されるトップビジネススクールです。

  • ボストンカレッジキャロル経営学部
  • エモリー大学ゴイズエタビジネススクール
  • ジョージタウン大学マクドノー経営学部
  • ノーザン大学ダモアキム経営学部
  • ノートルダム大学メンドーサ経営学部
  • バージニア大学マッキンタイア商学部

以上、ご参考にどうぞ!

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