出願エッセイの季節到来

1月も中旬。出願エッセイの季節とはなんでしょうか。

アメリカの大学は2学期制を設けており、一般的な新学期は9月から始まります。そんなに先なのに今が季節とは??

日本国内の大学進学には入学試験が伴いますが、アメリカでは高校の成績、ボランティアなどの課外活履歴、エッセイの3要素で合否が決定します。勿論成績が最も重きを置かれるのですが、エッセイ(志望動機書)も同時に重要視されます。

Common Application

Common Applicationはアメリカ国内1000以上の大学で採用しているオンライン出願システムです。略してCommon APPと表記されていることもあります。


CommonAppで入力された情報やエッセイは全システム導入校で共有される為、生徒にとっては出願書提出に費やす時間の節約にもなり非常に便利なシステムとなっています。

Common Applicationで提出する情報

  • 氏名、生年月日、 家族構成等基本的な個人情報
  • 成績
  • 課外活動情報
  • PS (Personal Statement) またはCommonAPP Essayと称されるエッセイ

 

CommonAPPエッセイの重要性

“Holistic Admission (総合的選考)” と呼ばれるフレーズがあります。ACT (American College Test: アメリカの大学への進学希望者を対象にした学力テスト) やSAT (Scholastic Achievement Test: アメリカの大学教育で生徒の成績予想をするために使う全国標準テスト) のみに選考基準を設けず、受験生を一個人として選考するシステムです。

志望校に入学するには、優秀な成績に加えキラリと光る人物像が必要不可欠なります。

CommonAPPエッセイは、成績·バックグラウンドだけではわからない生徒それぞれの個性を印象づける事ができる大事なツールなんです。特にトップクラスの大学になればなるほどこのエッセイが重要になる傾向があります。

なぜ一年前から準備?

出願は1月から3月の間で受け付けている大学が最も多いので、アメリカの学生は大体夏ごろからエッセイの練習をし始めます。日本の受験生が小論文の練習を重ねるのと同様、ネイティブであっても作文というのはかなり大きな壁なんです。ネイティブが夏から練習するのなら、英語を母国語としない留学生の私たちはその前、春からはエッセイ準備を始めたいところです。ですから、2025年に留学に向け3月の出願提出期限に間に合わせたいのなら、2024年3月から準備を開始するのが余裕を持って勉強できるオススメ時期という訳です。

今後もこちらのブログではエッセイについて詳しくお話ししていきたいと思います。良いエッセイを書けるというのは、成功する留学には切っても切り離せないスキル、場合によっては英会話より大切な能力かもしれないからです(あくまでも授業面で、ですが)。

 

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