アメリカ映像業界の役職

さて、本職のテレビ業界のお話です。

ADであったりプロデューサーであったりと皆さんも耳にした事がある役職もあると思います。日本では大手テレビ会社所属もしくは映像制作会社所属の社員として働く事が多いでしょうが、アメリカではフリーランスとして動いている方が多い印象です。一本の番組を作り上げるのに都度都度チームを結成する、という形態です。ですので、業界の友人は個人SNSアカウントなどで、「今度ロケ地○○で○○週間くらい空いてるカメラマン探してるんだけど興味あったらDM頂戴!」という感じで仲間を募っていたりします。

各個人がフリーランスとしてプロ意識を持ち活動しています。

目次

各役職

Producer プロデューサー

一家の長、すなわち責任者です。プロデューサーが企画から制作、資金管理など制作のすべてに関わり決定権を持ちます。

Assistant Producer アシスタントプロデューサー

プロデューサーが実際の撮影に同行する事はあったりなかったりですが、このアシスタントが同行し、本国に残ったプロデューサーと撮影中のやりとりであったり進捗状況の報告であったりをするケースがあります。時には撮影したデータを毎日終了後に処理したりと裏方で忙しくしています。スチール撮影役も兼ねてカメラを持ち歩いてるケースも。

Field Producer フィールドプロデューサー

基本的には撮影に必要なロケ場所、撮影中のコーディネートなど多種のタスクを受け持ちます。滞在ホテルのピックアップ、旅行スケジュールなどマルチタスク。脚本の段階で関わることも有

Director ディレクター

監督。プロデューサーは総合的なリーダーとなるので、実際の撮影時に取り仕切るのはディレクターです。コント番組で椅子に座って「よーい!スタート!」とかやってる人です。

Director of Photographer 撮影監督

撮影カメラマンのリーダー。カメラ配置、アングル、照明の位置なども細かく指示を出し、小さいチームの場合は自らもカメラ操作をします。

Assistant Camera アシスタントカメラ

いわゆるカメラマン。チームの規模にもよりますが、私が通常参加する千0無は1名または2名ほど配属されるケースが多いです。

Sound Mixer サウンドミキサー

音声。出演者にマイクを付けたりブームマイクを操作しての録音担当。通常は一人。何故か物静かな性格の方が多いです(あくまでも私が組んだチームでの話ですが)。

Rixの肩書

Production Manager/Fixer プロダクションマネージャー・フィクサー

撮影マネージャーとして日本での撮影に同行します。また、撮影数か月前からプロデューサー、時には脚本家等とミーティングを重ね、実際撮影可能なストーリーなのかや撮影希望の場所、内容などを取り決めていきます。

フィクサーとはアメリカの映像業界における用語で、撮影コーディネーターとういう名称がしっくりくる役職です。日本語だとフィクサーって闇世界の殺し屋みたいなイメージですが、全く異なる意味ですのでご安心ください。上記したPM内容と同様撮影に関するありとあらゆる手配、通訳を行います。が、この仕事の詳細は次回別記事として紹介したいと思います。

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